シャワーヘッドの寿命は平均で約5年と言われていますが、その前に次のような幾つかの症状が現れたら、交換すべきタイミングかもしれません。例えば水漏れなどは、その典型的なケースです。蛇口を閉めてもポタポタと水漏れが続くような場合、ホースとのつなぎ目にあるパッキンが亀裂や断裂していたり、シャワーヘッド自体が経年劣化等で割れているなどして、そこから水漏れが発生することがあり得ます。そのまま放置していると、余計な水道代がかかるだけでなく、周囲の健全な部品や設備にまでダメージが及び、結果的に大掛かりな工事が必要になるかもしれません。

したがってシャワーヘッドからちょっとした水漏れを見つけたら、できるだけ速やかに交換することが求められます。さらに水圧が弱くなったと感じた場合も、交換するタイミングとして見過ごしてはならないでしょう。シャワーヘッド内のフィルターに汚れが蓄積したり、サビやカビなどが繁殖すると、水圧が弱くなることがあります。そのままにしておくと単に不便というだけでなく、衛生面でも問題が生じます。

これらの他にも、交換すべきタイミングがあります。例えば水道代を節約したい、または美容に役立つような機能が欲しいなど、家庭や個人ごとに独自のニーズや要望が強まった時などが、まさにそれ。シャワーヘッドの中には節水機能や美肌機能など、特殊な性能を搭載したタイプも今では珍しくありません。今まで使用したタイプに不満や不便さを感じたら、まずはメーカーや専門店へ相談してみるとよいでしょう。