これまでの節水シャワーヘッドはいつものシャワーヘッドと交換するだけで使用する水を節約できるというもので、チューブとヘッドの間に一定の水をせき止める機構が設けられていることで全体の流水量を減らす仕組みでした。しかし、この方法では水の節約は実現できる一方で、水流が少なくなることから石鹸やシャンプーを流す際に物足りなさを感じるケースも少なくありませんでした。しかも、しっかりと汚れを落としたくなり結果として長時間水を流していれば、むしろ水道料が増加してしまうなど本末転倒の事象もありました。それらの問題を解決するソリューションとして新たに誕生したのが、スイッチの付いた節水シャワーヘッドです。
従来の水量を減らす機能はそのままに、止水スイッチが付いていることで必要に応じて水流を止めることが可能です。ここで重要なのが温度の調節で、従来のシャワーの場合は丁度良い温度になるまでしばらくお湯と水を出し続けなければなりませんでした。一方、スイッチの付いた節水シャワーヘッドなら、元栓のお湯と水の調整はそのままにヘッドの側で止水と流水をコントロールできるので、常に丁度良い湯加減で浴びることが可能となりました。これからの節水シャワーヘッドは温度や利便性について一切我慢する必要が無いにもかかわらず、常に快適さを保ちながら使用する水道料を大幅に節約することが可能です。
しかもヘッドを交換するだけの簡単な作業で済むことから、節水シャワーヘッドを導入する方が増えています。